大阪市中央区北浜 女医による女性泌尿器科・婦人科・内科

☎ 06-6233-2300

〒541-0041 大阪市中央区北浜3-1-21 松崎ビル2F
診療時間 午前 10:00~13:00 午後 16:00~19:00
休診日 木曜/土曜午後・日曜・祝祭日

女性泌尿器科

症状

泌尿器科の病気を疑う症状としては、様々なものがありますが、特に多いのは以下のような症状です。気になる症状があれば、泌尿器科を受診して下さい。

頻尿・夜間頻尿

『尿の回数が多い、トイレが近い』という症状を“頻尿”といいます。
一般的には、朝起きてから就寝するまでの排尿回数が8回以上を“頻尿”、就寝中の排尿回数が2回以上を“夜間頻尿”といいます。

  • 原因は?
    1.過活動膀胱、2.神経因性膀胱:残尿、3.多飲(飲水量が多い)、4.多尿(尿量が多い)、5.尿路感染症、6.腫瘍、7.心因性 など

尿失禁(尿漏れ)

自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことです。加えて、これにより社会的・衛生的に支障を生ずるものが『尿失禁』です。
実際に、悩んでいる方も多いのですが、恥ずかしいので我慢しているという方が殆どです。しかし、尿失禁の状態や原因に応じた治療を行うことで、症状は改善します。
我慢せずに泌尿器科を受診することをお勧めします。

  • 過活動膀胱(切迫性尿失禁)、腹圧性尿失禁、溢流性尿失禁、機能性尿失禁 など

血尿

尿に血液(赤血球)が混じっていることを血尿といいます。
尿を作る:腎臓や尿の通り道:尿管、膀胱、尿道に何かの病気がある可能性を示しています。

  • 肉眼的血尿:赤い色の尿が出て、目で見ても血が混じっているとわかります。
  • 顕微鏡的血尿:見た目は普通の黄色尿ですが、尿検査をすると尿中に血液が混じっていることがわかります。
  • 原因は?
    1.悪性腫瘍、2.尿路結石、3.腎臓の内科的疾患(糸球体腎炎など)、4.尿路感染症、5.腎臓及び血管の先天性奇形 など

尿混濁

尿に白血球、細菌が混じっている状態です。

  • 主に膀胱炎で認められます。

排尿時痛

膀胱刺激症状の伴い、排尿時(特に終末時)に痛みが生じます。

  • 原因は?
    急性膀胱炎、間質性膀胱炎 など

残尿感

排尿したにもかかわらず、尿が残っている感じがします。
残尿がない場合→急性膀胱炎、膀胱結石、膀胱腫瘍 など
残尿がある場合→神経因性膀胱 など

外陰部の違和感・腫瘤、下垂感

外陰部(膣内)に違和感を感じたり、膣の出口からピンポン玉のようなものがでてきたり、
下に引っ張られるような感じ、歩きにくいなどの下垂感を感じます。
初期の段階では症状が少なく、また症状がひどくなっても、恥ずかしい、どこに相談していいかわからないなどで、そのまま我慢されている方が多いことが現状です。
きちんと診断することで、治療ができ、不快感が取り除かれます。
我慢せず、泌尿器科、婦人科など専門医を受診することをお勧めします。

  • 骨盤臓器脱(膀胱脱(瘤)、子宮脱、直腸脱(瘤)など)で認められる症状です。

腰背部痛

右もしくは、左(片側)の痛み、特に軽く叩くと飛び上がるように痛みがあります。

  • 原因は?
    尿路結石:血尿を伴うことが多いです。
    腎盂腎炎:混濁尿(時に血尿も)、発熱(38度以上)を伴います。

疾患

泌尿器科で主に診察する病気についてまとめています。

急性膀胱炎

泌尿器科疾患のなかで、女性が最もかかりやすいといわれている病気です。
主に20~30代の女性が罹りやすいといわれていますが、様々な年齢の患者さんが受診されます。また、きちんと治療しなければ繰り返すことも多く、日常生活の妨げにもなりえる疾患です。

  • 症状は?
    主な症状は以下の通りです。
    気になる症状が当てはまれば、専門医を受診してください。
    ただし、高熱(38度以上)や、腰痛を伴う場合は、腎盂腎炎などの可能性があり、早急に治療が必要となる場合がありますので、すぐ専門医を受診して下さい。
    □排尿時の痛み(特に排尿の終わりかけ)
    □突然の頻尿(何回もトイレに行きたくなる)
    □残尿感(トイレに行って排尿してもすっきりしない)
    □尿が濁っている
    □下腹部の不快感、違和感
    □血尿
  • 膀胱炎かな?と思ったら
    自己診断は禁物です。
    特に再発を繰り返す場合は、まれに泌尿器科や婦人科の疾患が隠れている可能性もあります。また、抗生剤を適切に使用しないことで薬剤耐性菌による膀胱炎に罹 患する可能性もありますので、早期に専門医を受診して下さい。
    また、膀胱炎かな?と思ったら、水分を十分にとり、休養、及び体を温めるなどの対策をしてください。また膀胱内での細菌に対する抵抗力を下げる可能性のある、アルコールや香辛料を控えましょう。

過活動膀胱

膀胱に尿が十分たまる前に、膀胱が自分の意思と関係なく勝手に収縮(排尿しようと)するという病気です。急に尿がしたくなると我慢が出来ず(尿意切迫感)、トイレに何回も行くようになります(頻尿)。

  • 症状は?
    1回の排尿量が少なく、何回もトイレに行く。堪えがきかない。
    □頻尿 □尿意切迫感 □切迫性尿失禁
  • 過活動膀胱かな?と思ったら
    頻尿も、続けば生活の質を妨げる病気です。
    適切な診断、治療をすることで、生活の質も改善されますので、ぜひ受診して下さい。

切迫性尿失禁

過活動膀胱の中でも、急に尿意を感じると我慢できずに尿が漏れてしまう病気です。

腹圧性尿失禁

咳やくしゃみをした時、急に立ち上がる、重いものをもつなどの動作でおなかに力がかかった時に、尿が漏れてしまいます。女性の4割以上がこの症状に悩まされているとも言われています。加齢、体重増加、出産がきっかけになることがあります。

  • 腹圧性尿失禁かな?と思ったら
    尿失禁の量に合わせて、骨盤底筋体操、内服、手術などの治療があります。
    治療により、症状の改善が認められますので、ご相談ください。

溢流性尿失禁

自分で尿がしたいのに出ない、でもちょろちょろと尿がでてしまうというタイプの尿失禁です。
尿がでにくい状態、つまり排尿障害(=神経因性膀胱など)が前提として認められます。

機能性尿失禁

排尿機能は正常にもかかわらず、身体機能の低下や認知症などが原因で起こる尿失禁です。例えば、“上手く歩けない、起き上がれないためトイレに行くまでに時間がかかり、結局間に合わない”“認知症のために、トイレで排尿するということが認知できない”などの状態です。
介護や生活環境の見直しをご相談することになります。

骨盤臓器脱

膣内の異物感、ピンポン玉のような柔らかいものを触れる、外陰部が下に引っ張られている、何かを挟んで歩きにくい感じがする などの症状で気づくことが多い疾患です。
経産婦の約3分の1の方が罹患するとも言われています。
従来は、骨盤底筋と呼ばれる筋肉が骨盤内の臓器を支えていますが、筋力の低下により支えられなくなった臓器が膣壁とともに脱出しようとしておこる疾患です。

  • 骨盤臓器脱の種類
    骨盤臓器脱は、以下のように下垂する臓器によって、分類されています。
    しかし、それぞれの判断は難しく、専門医にて外来もしくは手術中に判断されます。
    • 膀胱瘤(膀胱脱) 約60%
      膀胱が、弱くなった膣前壁とともに下垂しています。
    • 直腸瘤 約20%
      直腸が、弱くなった膣後壁とともに下垂しています。
      肛門から直腸が直接脱出する症状は、直腸脱といい別の疾患になります。
    • 子宮脱 約15%
      子宮を支える筋肉・靭帯の衰えに伴い、子宮が下垂します。
    • そのほか 膣断端脱、小腸瘤など
  • 骨盤臓器脱かな?と思ったら
    骨盤臓器脱は、初期の対処方法次第で、その後の経過が変わることもあります。
    また、日常生活の妨げになることも多く、生活の改善、保存的(手術をしない)治療、手術治療など、患者さんに適した治療法を選択することで快適な日常生活を送れます。
    ぜひ一度ご相談ください。

神経因性膀胱

脳(排尿中枢)と膀胱の間での“尿が溜まった!”“排尿しなさい!”というやり取りの伝達が様々な原因で障害されると、尿は溜まっているのに十分排尿できない、残尿がある との状態になります。これが神経因性膀胱です。
十分に排尿できず、残尿があるために、結果として膀胱内に尿をためることのできるスペースが減少し、1回の排尿量減少、頻尿となったり、尿失禁を起こします。

間質性膀胱炎

頻尿、尿意切迫感、膀胱痛(蓄尿時)を主訴とし、細菌性の急性膀胱炎と似た症状をきたす病気です。
急性膀胱炎と思って、病院を受診するも、尿検査で膀胱炎所見がなく、抗生剤を内服しても全く症状が変わらないため、“精神的な症状”と診断されることもある、難治性の膀胱疾患です。
専門的な知識をもった、病院にて診断、治療を受けることで、症状の改善が見込めます。

夜尿症(おねしょ)

5~6歳を過ぎ、膀胱機能が発達しても、継続的に夜尿:睡眠中に無意識に排尿してしまう行為が続く状態です。
年齢とともに、自然治癒し、小学校の高学年での罹患率は約5%まで減少しますが、成人になっても夜尿症が継続している場合があります。また、成人してからストレス、出産などを契機に夜尿症が再発してしまう場合もあります。
しかし、子供の病気と考えられているため、恥ずかしいと、一人で悩みを抱え込んでいる方が多いのが現状です。
しかし、原因を理解し、食生活、生活リズムの改善を行い、適切な治療薬を用いることで、症状の改善が見込めます。
恥ずかしがらずに、ご相談ください。

悪性腫瘍

膀胱腫瘍、腎腫瘍、腎盂腫瘍、尿管腫瘍などです。
血尿の精査、超音波検査、まれに膀胱刺激症状などを契機に診断されることが多い疾患で、早期の治療が必要です。

尿路結石

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